なんかそうゆうの

よってたかって。。なんかおもろいなぁとおもうことを

 害虫を判断する植物

植物は自分を勝手に食べている「虫」がいったいなにであるかをどうやって判断していると思いますか?ポイントは”唾液”。どんな小さな虫もお口のなかには唾液があるのです。そして虫たちにとって”唾液”はとっても大切なものなんです。わたしたちが、そこらにある野草を食べるとエグミや苦味がきつくて食べにくいものが多い...ですよね(たべやすい野草は私たちは食べちゃいますから)。それは虫にとっても同じ。でも生きているためには草のよりごのみをしているわけにもいきません。特に小さくて弱い虫たちはなんでも食べないと生きていけない。そんな小さくて弱い虫たちの唾液には、食べにくい草の味をマイルドに食べやすくしてくれる成分、がはいっているのです。いわば、天然の調味料みたいな、唾液なのです。そして、植物はその虫の”唾液”の成分を敏感にかんじとって、ふとどきにも自分を食べている害虫がいったいなにであるかを判断しているのです。

 
 

植物は戦略家

植物はモノも言わず、微動だにせず、ただ立っている。虫に食われても、枝を折られても、花が摘まれても、ただ”やられっぱなし”。「もっとしっかり意思表示したほうが。。。」と思ってしまいます。でもね、植物は戦略家なのです。たしかにその場所から動けませんし、叫び声だってだせません。なので、自分からあまり能動的に「防衛・反撃」することはしにくい。そこで、戦略をめぐらせて周囲を巻き込んで「防衛」しているのです。そこでの鍵になるのが、香り、です。香り。。。たしかに森の香りには心が安らぎます。でも、ダテや酔狂で香りをだしているわけではないのです。植物にとって香りとは言葉。あの森の香り、それは、木や草がお互いにさかんに語り合っているざわめきなのです。そして、その香りを利用している。。。つもりで利用されているのが、虫たちなのです。植物は香りをつかって虫たちを、うまーく動かして、自らを傷つける外敵を排除しているのです(つづく)。

雑草という草はない

雑草という草はないのです...。」ずっと以前に読んだ入江侍従長昭和天皇との思い出を綴られたエッセイの中でのエピソードで、お留守中に草刈りをした入江さんに昭和天皇がおっしゃられたお言葉なのですが、そのときに昭和天皇がとても残念そうにされていた、というのがずっと印象に残っていました。

最近、何気なくラジオを聴いていると「雑草は踏まれたら生えてきません...」という言葉が飛び込んできて、お話しにひきこまれました。雑草学がご専門の稲垣栄洋という方がお話しになっていて、「雑草は実はとても弱い植物で踏まれたら普通は枯れてしまう」とおっしゃられていました。そして、「弱いからこそ慎重に周りを観察していて、たとえば土のなか種は明るさを感じることができて、芽をだしてもその上に競争相手となる草がいない..と判断して出芽する」のだそうです。なので、草刈りをすると「上に競争相手がいない!」と判断した種がいっせいに発芽し、私たちは、草を刈ったのにすぐまた生えてきた、ように感じてしまうのだとか。実は雑草は育てるのがとても難しく、専門家でも種から育てることが極めて難しいのだとか。。

昭和天皇は自然科学者でもいらっしゃいましたが、自然を本当に愛され、ご自身で深く自然をご観察になられていたのでしょうね...。だから愛されていた草たちが刈られてしまったことを残念がられていたのでしょう。博物学者の南方熊楠のこともお御歌に詠まれるほどに敬愛なさっていましたが、真の自然科学者でいらしたのだなぁ。。とおもいます。夏草が繁茂してくるこの時期になると、いつもこのお言葉を思い出します...

ミツバチは考える

春になって花が咲いてくると、ミツバチが忙しそうに花から花へと蜜を集めているのを見かけます。なんか適当に花から花へと飛び回っているように思えてしまいますが。。実はミツバチはちゃんと考えているのです。いっかいザッと見回して、どの順番でまわったら一番短いルートになるかを考えて効率よく蜜集めをしているのです...まぁ彼らは蜜集めのプロですからね。。

植物には目があるんです

ブロック塀や建物が「蔦(つた)」で覆われているのをみることがあります。なんの気なしに見ているのですが...実は「蔦は灰色が好き」なんです。まったく同じ素材と形のブロックで色だけを"緑"と"灰色(普通のブロック塀で使われているもの)"にすると、蔦は灰色のほうに伸びていくのです。ちゃんと色を”見分けていて”好きなほうの色に伸びていっているのです。(これはちゃんと確かめていないのですが。。)蔦は”吸盤みたいな足”があるので、普通の植物だと苦手にしそうな、ブロック塀でもおかまいなしに伸びていけます。たぶん灰色のブロックのほうにいったほうが、競争相手の植物がいないから、のびのびと成長できるので。。好きなのかもしれませんね。

号泣健康法(嘘泣きだとどうなるの?)

「号泣するとスッキリする」ことは実験により検証されているのですが、では「嘘泣き」の場合はどうなんでしょうか?役者さんをつかった実験がされています。役者さんって”泣く”訓練もしていて、自在に涙をハラハラと流せるそうです(”嘘泣き”ってやつですね)。そんな役者さんに”泣きの演技”をしてもらいます。そのときに「過去の悲しかった経験を思い出して号泣の演技」と「嘘泣きで号泣の演技(そんな議員さんがいたような。。)」をしてもらい比較してみると、悲しかったことを思い出して号泣した場合は演技であっても、深いリラックス効果があったのに対し、嘘泣きで号泣した場合はリラックスするどころか”強くストレス”がかかっていました。。嘘泣き。。あんまり身体に良さそうではありませんね(笑)